消防設備士(乙種6類)の法定講習会

前回のブログに引き続き、今回も消防設備士の法定講習会についてです。
今回は、消防設備士(乙種6類)「消火器」についての法定講習会となります。

午前は熊本市消防局から講師が見え、主に直近における消防法令改正の動向について講義が行われました。東日本大震災の教訓を踏まえ、大規模・高層ビルを中心にビル全体の防災管理を強化する必要性が高まり、自ずとたくさんの法令改正が行われてきているようです。
また、高齢化社会が進み高齢者施設を対象とした法令の改正や整備も印象に残りました。

午後からは施工・技術についての講義となりましたが、消火器メーカーさんの講義もあり、とても興味深い内容のものでした。
最近では消火器内の消火剤が透けて見える「樹脂製消火器」なるものも登場し、従来品は金属製のものばかりでしたから、当然これに伴い点検基準の特例も設けられていました。

ところで皆さん、この写真のような消火器の絵表示をご覧になったことはありますか?
このような絵表示の入った消火器は現規格品です。絵表示のないものは旧規格として型式失効となります。型式失効となっても使用を続ける場合のいわゆる「使用特例期間」は、平成33年(2021年)12月31日までとなっています。

普段まじまじと消火器を眺める機会はあまりないと思いますが、この機会にお手元の消火器の絵表示を確認されてみてはいかがでしょうか。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP